災害時には「地域のきずな」の大切さが、メディア(専門家)で声高く述べられる。 近隣の人たちの助け合いは生活(心の)再建の支えであることは間違いないと思う。
「きずな」は「わずらわしい」とイコールではない。田舎を出た人は「田舎の付き合い」が「わずらわしい」かった と言い。「都会」から来た人は、隣人への無関心さ、そこから来る、なんとなく不安感(自由と裏腹)は 常に感じていたと言う。そこには、「田舎」の安心感は無い。
「田舎」でも「都会」並みに組織離れが進み、自治会未加入者が増えてきている。安全・安心で住みよい 地域づくりは個人には一定の不自由さが伴うことがある。自由や安全の裏側にはそれを守っている人々 がいる。利便性や果実のみ享受する人が増えて来ると「田舎」の崩壊に結び付く。
自らの意志で「安全・安心の地域」づくりに参加する時、「わずらわしさ」は「きずな」に変わる。強制された「自主性」は、ほころびが出る。 だからと言って、声掛けをしないのでは、相手の存在を無視したことになるので、「わずらわしい」に逃げないで 絶えず挑戦していきたい。 (冨吉)2022年05月27日 13時57分 投稿者:svc
防災部会で災害時の安否確認と要支援者の対策を議論する時に「個人情報」の壁に当たる。 民生委員は業務以外の目的で情報を開示してはいけないという「守秘義務」がある。 災害発生時には「情報の開示」はあるが、自主防災組織として、事前の対策ができない。 常会長と一軒一軒、要支援者を調査すべきだろうが・・、それを実践している自主防災組織もある。 情報は区長と防災担当役員が持ち防災マップで管理されている。施設への入所があれば常会から 区長に報告があり、情報の更新は行われている。「情報開示」は災害が起こる時まで待たなければ ならないのだろうか。それでは、遅いと誰もが思っている。 (冨吉)2022年04月29日 08時04分 投稿者:svc